店主について
Viel Spaß beim stöbern auf der Webseite!
これ、可愛いでしょ?良いでしょ?って言いたいんです
ヨーロッパの木のおもちゃと絵本の専門店に勤務後、好き!が高じて2007年にザイフェン・エルツ山地の雑貨を専門に扱うオンラインショップを始めました。
当時小学生だった子どもたちも成人し、現在は夫と二人暮らし。
Profile
名前 | 南條 由紀子 Yukiko Nanjo |
---|---|
好きなもの・こと | ザイフェンの木のおもちゃ・旅(計画も含めて)・ガーデニング(夏以外)・ローズマリーの香り・本屋さん |
手元に置いておきたい本 | こうの史代・よしながふみ・田辺聖子 |
映画 | 「ショーシャンクの空に」・「きっとうまくいく」 |
音楽 | fox capture plan |
愛用している定番 | 群言堂のワンピース・土屋鞄製造所のバッグ・ビルケンシュトックの靴 |
欠かせないもの | お風呂上がりのトマトジュース・茅乃舎のだし |
死ぬまでにやりたいこと | 犬を飼う・パラグライダー・ペンギンパレードを見に行く |
blog:ドイツ・ザイフェンの木のおもちゃのトリコ
主な活動履歴
2002年 | ドイツ・ニュルンベルク「おもちゃメッセ」、ドイツ・ザイフェンにて工房、スイスにてリュージュ社、ネフ社視察。以後、隔年で不定期にドイツへ。 |
---|---|
2007年 | オンラインショップ「ドイツ・ザイフェンの木のおもちゃ」、ブログ「ドイツ・ザイフェンの木のおもちゃのトリコ」スタート |
2007年 | 香川県高松市コーヒービーンズショップアロバーにて「Xmasmarket from Germany」 香川県初登場のものを紹介し好評。この後2011年まで5年間毎年同時期に開催。 |
2008年 |
|
2009年 |
|
2011年 | 阪神百貨店「うさぎのぴょんぴょん展」出店 |
2013年 | 香川県高松市栗林コミュニティセンター「ドイツのクリスマスとツリー飾りワークショップ」講師 |
2016年 | 瀬戸内国際芸術祭2016「世界の人形祭」参加 |
2018年 |
|
当サイトのテキスト及び画像は、私自身が工房の方に直接お伺いしたものの他、下記を参考にしております。
心からお礼申し上げます。
尚、間違っている所、勘違いしている所などお気づきの方は遠慮なくご指摘下さいませ。大変助かります。
- kayaとののんびり生活 どいちゅらんど https://blog.goo.ne.jp/igel_1974
- 各工房のカタログ・サイト及び協同組合DREGENOの公式サイト
書籍
- Holzspielzeug aus dem Erzgebirge
- Seiffener Miniaturspielzeug
- Erzgebirgisches Weihnachts-ABC
- Erzgebirgisches Brauchtums-ABC
- Erzgebirgisches Spielzeug-ABC
- Tradition und Form
- Das Dregeno-Jahr100Buch
- Spielzeug aus dem Erzgebirge
- Weihnachtspyramiden im Sächsischen Erzgebirge
- Museale Kostbarkeiten
- Miniaturfahrzeuge
- Weihnachtszeit im Erzgebirge
- Auguste Müller
- HOLZ FORM GESTALT
- Seiffen in acht Jahrhunderten
- Gedrechselte Gechichte
- Idee Zeichnung Produkt
- Weihnachtsberge&Heimatberge im sächsischen Erzgebirge
2019年 オンラインショップスタートから12年経って
2007年ショップスタート当時、ドイツのクリスマスマーケットやザイフェン・エルツ山地のクリスマス雑貨をご存知の方はごくごく一部でした。
今、11月12月になるとドイツさながら、日本国内でも都市圏をはじめ地方都市でも商店街や大きな公園などで「ドイツのクリスマスマーケット」が開催され
グリューワインやソーセージ、そして色々なクリスマス雑貨が売られ、大勢の方で賑っていて、ザイフェンやエルツ山地の知名度も格段にアップしていると感じます。
カラフルで可愛らしいクリスマス飾りを、大勢の方が楽しそうに選んでいてその光景は本当に嬉しく誇らしい気持ちになります。
そして、大勢の方がザイフェン・エルツ山地のクリスマス雑貨をに出会う機会が増えた今だからこそ、これからは、より一層、扱うもののラインナップを厳選するつもりです。
私自身の好みも、数多くの作品に出合う中で変わって来ましたし、それなりに見る目も出来てきたのではないかと思います。
私が扱わなくても無くならない(平たく言えば、多分つぶれない・後継者のいる)大きな会社のもの、機械化されて量産されているものは、徐々に減らし
- 昔ながらの家族で作っているレベルの小さな工房のもの
- 一つ一つ手作業で(もちろん機械は使うけれど)丁寧に作っているもの
- 作り手の目が行き届いていると思えるもの
- デザインの模倣をしていないもの
- 伝統的ではあるけれど新しい風も取り入れているもの
- クスっと笑える愉快な気持ちになるもの
などを、出来れば制作途中も見せていただき説明を聞いた上で自分なりに納得した物だけを扱いたいと思います。
売れ筋から外れた、これまで以上にマニアックな品ぞろえになるかもしれません。
でも、何年たっても「ああ綺麗。やっぱりウチのクリスマス飾りは素敵」「このうさぎちゃん本当に可愛い」と思えるようなものを紹介したいと思います。
ご購入いただいたお客様にいつも書き添えるメッセージ「末永く愛でられますように」は、私の心からの願いです。
スタート当時に書いたプロフィール文「ドイツの木のおもちゃに魅せられて」は今、読み返してみると我ながら肩に力が入ってるなーとも思いますが心意気はそのままですので、手を加えずに残しておきます。
少し恥ずかしくはありますが、あえて。
ドイツの木のおもちゃに魅せられて
ザイフェンの木のおもちゃ好きが高じて、ついに自分で小さなクリスマスマーケットが開ければ!となった次第です。
出産後、子どもたちに「安全で質のよいおもちゃ」を探し、ドイツの木のおもちゃに出会いました。
その後、絵本と木のおもちゃの専門店で6年間スタッフを務め、毎日積み木やぬいぐるみに囲まれた日々を送っておりました。
その間ドイツ・ニュルンベルクで毎年開催される国際玩具見本市やスイス・ネフ社などのメーカーを訪れる機会があり、おもちゃ好きに拍車がかかりました。
特に、旧東ドイツのザイフェンを中心とするエルツ山岳地帯のクリスマス雑貨には一目ぼれ。
木を削りだし静かな工房でひとつひとつ色付け、手作りされる工房での様子に感動しました。
2センチほどの動物や天使など、どれも素朴で愛らしく、見飽きる事がなく日々の生活を彩り何年たっても色あせる事無い魅力は、ひとつひとつコツコツ手作りするその姿勢から生まれてくるものだと感じます。
マイスター制度が確立され、物を作る職人さんの地位が高いドイツ。
物作りに妥協しない、手を抜かない真摯な仕事ぶりに心を打たれます。
流行の雑貨のように使い捨てで消費される物ではなく、ドイツ・エルツ山地の木のおもちゃは日本の雛人形同様、何年にも渡って大事にされ、家族で囲んだ暖かいクリスマスの風景の一部として生き続けます。
「不必要にモノを買わない」といわれる堅実なドイツ人たちが、クリスマス前に市の中心部で開かれるクリスマスマーケットに繰り出し、こぞってエルツ山地の木のおもちゃを買い集めるのは、それが大事にする価値のあるものだということを知っているからだと思います。
本物をドイツ・ザイフェンから
数年前からエルツ製品をそっくり真似たアジア製の商品が日本の雑貨店でも多く流通するようになりました。
確かにコピー物しか見ていなければ、そこそこに可愛らしく安価であるため手に取りやすいかもしれません。
しかし本物を知っていると、その作りの雑さ・甘さには舌打ちしたくなる思いです。
安易に物を選ばない。
物があふれている時代・この国に住んでいるからこそ、本当に良質な物、長く愛せる物だけを選ぼう!と心がけています。